レヴィ=ストロース ブラジルへの郷愁
レヴィ=ストロース ブラジルへの郷愁
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『ブラジルへの郷愁(Saudades do Brasil)』は、人類学者クロード・レヴィ=ストロースが1935〜39年にブラジル滞在中に撮影した写真をまとめた一冊。青年期の彼が見たマト・グロッソやアマゾンの先住民族、サンパウロの街並みなど、消えゆく風景とそこに生きる人々を静謐な眼差しで捉えている。
タイトルの “Saudade(サウダージ)” は「懐かしさ」「切なさ」「愛惜」を含むポルトガル語で、ストロースが文明と自然、観察者と被写体とのあいだに感じた距離と共鳴を象徴する言葉でもある。
写真は民族誌的資料を超え、ひとりの知識人が若き日に見た世界への挽歌のように響く。都市と森、科学と詩情、その境界を漂うまなざしが、後の名著『悲しき熱帯』へとつながる原点を照らし出す。
[タイトル] ブラジルへの郷愁
[出版元] みすず書房
[出版年月日] 1995年10月16日(初版1刷)
[ページ数] 235頁
[大きさ] 約28.8×25.1×2.6cm、1.64kg
[フォーマット] ハードカバー
[タイトルよみ] ブラジルヘノキョウシュウ
[著者・編者等] C.レヴィ=ストロース/著、川田順造/訳
[印刷] 光村印刷/印刷・製本
[ISBN] 4-622-03901-X
[状態] 中古 5(カバー薄ヤケ・縁ヨレ、天少シミ・薄ヤケ)
[付属品] なし
[掲載本]
[関連展覧会]
クロード・レヴィ=ストロース(Claude Lévi-Strauss)1908-2009
フランスの文化人類学者・思想家。構造主義の創始者として20世紀人文科学に決定的な影響を与えた人物。
1908年ベルギー・ブリュッセルに生まれ、パリ大学で哲学を学ぶ。
1935年にブラジル・サンパウロ大学に赴任し、マト・グロッソやアマゾンでのフィールドワークを通じて先住民族社会の研究を行う。この経験は後の代表作『悲しき熱帯(Tristes Tropiques)』の基礎となった。
戦時中はアメリカに亡命し、言語学者ロマン・ヤコブソンとの出会いから構造主義的思考を確立。神話や親族構造の普遍的パターンを分析した『親族の基本構造』『野生の思考』『神話論理』などを発表し、人間文化を“構造”として読み解く視座を提示した。
1973年にフランス学士院会員、1984年にアカデミー・フランセーズ会員に選出。
2009年に100歳で逝去。
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