POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風
POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風
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石川直樹による最初の写真集『POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風』。2000年から2001年にかけて行われた国際プロジェクト「POLE TO POLE」に日本代表として参加した石川が、北極から南極まで約9か月にわたる地球縦断の旅を記録した一冊。新世紀への移行期に、極地と極地を人力で結ぶ壮大な移動の軌跡が収められている。
世界7か国から集まった8人の若者たちは、北磁極を出発し、徒歩、スキー、カヤック、自転車などを用いて南北アメリカ大陸を南下していく。氷原を進む身体、移動の合間に現れる都市や集落の風景、旅の時間を共有する仲間たちの姿、船上や路上での断片的な日常まで、写真は探検記の記録にとどまらず、移動のなかで揺れ続ける視線そのものを映し出す。各地で行われた植林や清掃活動、学校でのプレゼンテーションなど、旅が社会との接点を持ちながら進んだことも印象的に伝わる。
まだ中判カメラとネガフィルムによる制作へ移行する以前の時期にあたり、本書では35mmポジフィルムで撮影されている点も見逃せない。のちの石川作品に通じる移動への感覚や土地との距離感を備えながら、より即興的で軽やかな視線が感じられ、その意味でもやや珍しい位置づけの一冊といえる。地球縦断という濃密な経験をみずみずしく伝えると同時に、石川直樹の原点をたどるうえでも興味深い作品集。
[タイトル] POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風
[出版元] 中央公論新社
[出版年月日] 2003年10月10日(初版)
[ページ数] 頁付きなし
[大きさ] 約217*288*16mm / 893g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] ポールトゥーポール キョクケンヲツナグカゼ
[著者・編者等] 石川直樹/著、本尾久子/編集・構成、佐々木敬/装幀
[印刷] 大日本印刷/印刷・製本
[ISBN] 412003447X
[状態] 中古 【5】並(函:少折れ・薄ヤケ・僅かにシミ、帯:背部わずかにヤケ・少ヤブレ、本体:背薄ヤケ、三方経年僅かにヤケ)
[付属品] 函、帯
[掲載本] -
[関連展覧会] 2003年 「for circumpolar stars 極星に向かって」 エプサイト(東京)
石川直樹(いしかわ・なおき)1977-
1977年、東京都生まれ。写真家、冒険家、作家。
早稲田大学第二文学部卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。
人類学や民俗学への関心を背景に、辺境から都市まで世界各地を旅しながら制作を続け、移動そのものを思考と表現の方法としてきた。
2000年には北極から南極までを人力で縦断する国際プロジェクト「Pole to Pole」に参加。この経験は初期作品集『POLE TO POLE 極圏を繋ぐ風』や、その後の活動の出発点のひとつとなった。以後、極地、島嶼、山岳、都市を主題に、土地の記憶と人間の営みを見つめる作品を発表している。
主な写真集に『POLAR』『NEW DIMENSION』『Mt.Fuji』『ARCHIPELAGO』『CORONA』『EVEREST』『まれびと』『K2』『シシャパンマ』など。著書に『最後の冒険家』『地上に星座をつくる』『最後の山』ほか多数。エベレストをはじめ世界14座の8000メートル峰すべての登頂も果たし、身体的実践と写真表現を往復する独自の活動でも知られる。
受賞に日本写真協会賞新人賞・作家賞、講談社出版文化賞、土門拳賞、東川賞特別作家賞、読売文学賞など。主な個展に水戸芸術館、東京オペラシティ アートギャラリー、沖縄県立博物館・美術館、アカデミア・カッラーラ美術館(イタリア)、ジャパンハウス サンパウロほか。作品は東京都現代美術館、東京都写真美術館、横浜美術館などに収蔵されている。
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