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中平卓馬 / NAKAHIRA Takuma

原点復帰ー横浜 Degree Zero-YOKOHAMA

原点復帰ー横浜 Degree Zero-YOKOHAMA

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写真家・中平卓馬の展覧会「原点復帰─横浜」にあわせて刊行された展覧会図録。

横浜を拠点に再び撮影行為へと立ち返った中平自身によって名付けられた本展は、写真家としての「復帰」と、その後も持続する現在進行形の実践を提示する試みであった。
「写真は創造でも記憶でもなく、ドキュメントである」──中平卓馬のこの言葉に象徴されるように、本図録には、写真というメディアを徹底的に思考し、過激に実践してきた姿勢が一貫して記録されている。

1960年代中半の初期作品、『来たるべき言葉のために』の時代、1971年のパリでの撮影、そして2000年代に至るカラー作品まで、約40年にわたる活動から選ばれた110点を収録。

1977年、制作の只中で倒れ記憶の一部を失った中平は、横浜への転居を契機に翌年から撮影を再開する。
横浜は、写真家としての再生の「原点」であり、現在も日常的に最も多く撮影している場所である。本展および本図録は、その回復のプロセスと、現在に至るまでの連続した時間を可視化している。
図版に加え、倉石信乃、八角聡仁、森山大道、中川道夫、ホンマタカシによる論考を収録。


[タイトル] 原点復帰ー横浜 Degree Zero-YOKOHAMA
[出版元] オシリス
[出版年月日] 2004年2月20日(2刷)
[ページ数] 192頁
[大きさ] 約257*183*14mm、0.57kg
[フォーマット] ソフトカバー
[タイトルよみ] ゲンテンフッキ ヨコハマ
[著者・編者等] 中平卓馬/著、横浜美術館学芸部/企画・編集協力、服部一成/デザイン
[印刷] 大日本印刷
[ISBN] 4990123913
[状態] 中古 【5】並(背ヤケ、地縁に少キズ)
[付属品] なし
[掲載本] 
[関連展覧会] 2003年10月 横浜美術館


中平卓馬(なかひら・たくま)1938-2015

1938年東京生まれ。写真家、批評家。
1960年代後半より写真表現と言語の関係を根底から問い直す活動を展開し、日本の戦後写真史に決定的な影響を与えた。1969年に森山大道らとともに写真同人誌『プロヴォーク 思想のための挑発的資料』を創刊。「挑発する写真」という理念のもと、粗粒子でぶれたイメージを通じて既存のリアリズムや記号化された表現を批判した。

1970年、写真集『来たるべき言葉のために』を刊行し、写真と言語、認識の問題を極限まで押し詰めた思考と実践を示す。その後、1977年の事故による記憶障害を契機に、それ以前の表現を自己否定するような転回を遂げ、以後は「記録」そのものに徹した写真を撮影。日常の事物を反復的に撮り続ける姿勢は、写真の原点を問い直す試みとして再評価されている。

写真集に『来たるべき言葉のために』『なぜ、植物図鑑か』『サーキュレーション―日付、場所、行為』など。批評集に『言語と物』ほか。2015年逝去。

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