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斎藤清 / SAITO Kiyoshi

斎藤清版画集 会津の冬

斎藤清版画集 会津の冬

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斎藤清による『会津の冬(WINTER IN AIZU)』は、雪深い故郷・会津の風景を主題に、1938年から1996年にかけて断続的に制作された連作をまとめた版画集であり、作家の代表的シリーズ。

本シリーズでは、茅葺き屋根の家屋や裸木、静まり返った集落といったモチーフが反復され、白い雪と黒い建築物の強いコントラストによって画面が構成されている。雪は描き込まれるのではなく、余白として扱われることでその質量や静寂が浮かび上がり、単純化された形態とあいまって、風景は写実を離れた抽象性を帯びる。タイトルも「会津の冬」「WINTER IN AIZU」あるいは無題と揺れながら展開され、同一主題のなかで構図や視点が反復・変奏されていく点に特徴がある。

斎藤にとって会津の冬とは、単なる郷愁の対象ではなく、形と余白によって再構成される視覚的構造であった。本作は、風景を削ぎ落としながら普遍的なイメージへと還元する試みであり、日本の木版画におけるモダニズムの到達点を示す重要なシリーズ。


[タイトル] 斎藤清版画集 会津の冬
[出版元]講談社

[出版年月日] 1982年11月20日
[ページ数] 169頁
[大きさ] 約370*276mm / 2,420g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] サイトウキヨシ ハンガシュウ アイヅノフユ
[著者・編者等] 斎藤清/著、第一出版センター/編集
[印刷] 凸版印刷/印刷、和田製本工業/製本
[ISBN] 
[状態] 中古 【4】並~並下(函少キズ、見返しから数頁シミ、三方ヤケ・少シミ)
[付属品] 函(輸送函は欠)
[掲載本] -
[関連展覧会] -


斎藤清(さいとう・きよし)1907–1997

1907年、福島県会津坂下町に生まれ。版画家。
独学で絵画を学んだのち、1930年代半ばより木版画へと転じ、日本版画協会展や国画会展で入選を重ねながら制作を本格化させた。1940年には代表作となる《会津の冬》の制作を開始し、生涯にわたり繰り返し取り組む主題となる。

戦後は国画会会員として活動し、1948年のサロン・ド・プランタン展での受賞や、1951年のサンパウロ・ビエンナーレでの受賞を契機に国際的評価を確立。以降、アメリカやヨーロッパ各地で展覧会や指導を行い、海外でも広く紹介された。単純化された形態と強い構成性、余白を活かした画面によって、日本的モチーフをモダンに再構成する独自の木版画表現を確立した。

晩年には文化功労者(1995年)に選出され、1981年には勲四等瑞宝章を受章。
1997年、福島県柳津町に美術館が開館した同年に逝去。
日本の近代版画を代表する作家の一人である。

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斎藤清

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