吉田璋也の世界 Shoya Yoshida Design Collection
吉田璋也の世界 Shoya Yoshida Design Collection
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吉田璋也の活動を総覧する図録『吉田璋也の世界 Shoya Yoshida Design Collection』は、鳥取を拠点に展開された「新作民藝運動」におけるデザインの軌跡をたどる一冊。
柳宗悦らの民藝運動に共鳴した吉田は、医師として働くかたわら、陶芸・木工・染織・竹工・金工・建築に至るまで幅広い分野で意匠を手がけ、地域の職人たちとともに現代の生活に根ざした日用品を生み出してきた。本書では、食器や壺、家具など代表的な作品を豊富な図版と解説で紹介するとともに、自身の活動記録や年表を通して、その全体像を明らかにする。
また、民藝美術館の設立や「たくみ割烹店」の運営など、衣食住を横断する実践も収録され、単なる工芸運動にとどまらないライフスタイルの提案としての側面も浮かび上がる。科学的視点と審美眼を併せ持つ吉田の「美の編集力」は、伝統技法を尊重しながらも現代性を備えた造形へと昇華されており、今日のクラフトや地域デザインの先駆として再評価されている。
新作民藝という思想と実践を、デザインの視点から読み解くことのできる重要な資料集。
[タイトル] 吉田璋也の世界 Shoya Yoshida Design Collection
[出版元] 鳥取民藝美術館
[出版年月日] 2015年1月7日
[ページ数] 224頁
[大きさ] 約215*263*23mm / 957g
[フォーマット] ハードカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] ヨシダショウヤノセカイ
[著者・編者等] 吉田璋也/著、柳宗悦/著、木谷清人/著、白岡彪/著・プロデューサー、竹間健一/著、白岡晃/写真、飯島直子/写真、白岡崇/デザイン、キモトアユミ/デザイン
[印刷] 中央印刷
[ISBN] 9784924695054
[状態] 中古 【7】並上(背小凹み、表紙少スレ)
[付属品] なし
[掲載本] ‐
[関連展覧会] ‐
吉田璋也(よしだ・しょうや)1898–1972
鳥取県鳥取市生まれの医師・民藝運動家。新潟医学専門学校在学中に雑誌『白樺』の影響を受け、のちに柳宗悦に師事し、民藝運動に深く関わる。
1931年に帰郷して医院を開業すると同時に、牛ノ戸焼との出会いを契機に「新作民藝運動」を開始。陶芸をはじめ木工・染織・竹工・金工・和紙など多様な分野で、自ら意匠を手がけながら地域の職人たちと協働し、現代の生活に即した日用品の創出を推進した。1932年には「たくみ工芸店」を開設、翌年には東京にも展開し、生産から流通・販売までを含む体制を築く。
戦時中は軍医として中国に従軍し、戦後帰国後は鳥取民藝協団や鳥取民藝協会を組織。1949年には鳥取民藝美術館を創設するなど、民藝の普及と教育に尽力した。さらに「たくみ割烹店」を開店し、民藝の器を実際の生活の中で用いる場を提示するなど、衣食住を横断した活動を展開。「民藝のプロデューサー」を自認し、美による生活文化の刷新を志した。
また文化財保護活動にも積極的に関わり、鳥取砂丘の保全など地域文化の保存にも貢献。著書『民芸入門』『民芸運動私見』などを通じて思想の普及にも努めた。1972年逝去。生涯にわたり、民藝を通じた社会と生活の再構築を実践した。
< Related Figures >
吉田璋也、柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司
