「ワシントンハイツの子供たち」のために
「ワシントンハイツの子供たち」のために
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山村雅昭による「ワシントンハイツの子供たち」をめぐる展覧会冊子。2013年、大阪ニコンサロンで開催された写真展「そして無垢の土地を〈ワシントンハイツの子供たち〉のために」にあわせて、山羊舎より500部限定で刊行された。
ワシントンハイツは、戦後の東京・代々木に存在した米軍関係者とその家族のための住宅地区。現在の代々木公園や国立代々木競技場、NHK放送センター周辺に広がり、当時の日本とは隔てられた「日本の中のアメリカ」ともいうべき場所だった。
山村は1959年から1962年にかけてワシントンハイツに通い、そこで暮らすアメリカ人の子供たちを撮影。数百点に及ぶとされるポートレートを残した。のちに『植物に』で第1回伊奈信男賞を受賞する山村の最初期に位置する仕事であり、生前には広く発表される機会の少なかった作品群でもある。
本書には山村雅昭の写真数点とともに、片岡義男、今福龍太、奥成達によるテキストを収録。占領期から高度経済成長へと向かう東京の一角に存在した特殊な場所と、そこに暮らした子供たちの顔を手がかりに、記憶、アメリカ、日本、そして時代の隔たりを見つめる。
山羊舎による叢書「一枚の写真とはある秘密をめぐるひとつの秘密である」の第1号。写真展と呼応しながら、山村雅昭の知られざる初期作品を読み解くための一冊。
[タイトル] 一枚の写真とはある秘密をめぐるひとつの秘密である叢書 1 山村雅昭「ワシントンハイツの子供たち」のために
[出版元] 山羊舎
[出版年月日] 2013年4月1日
[ページ数] 59頁
[大きさ] 約120*191*5mm / 60g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] イチマイ ノ シャシン トワ アル ヒミツ オ メグル ヒトツ ノ ヒミツ デ アル ソウショ 1
[著者・編者等] 山村雅昭/写真、片岡義男/文、今福龍太/文、奥成達/文、細谷勇作/編集・装丁
[印刷] 東京印書館/印刷・製本
[ISBN] -
[状態] 中古【4】並〜並下(表紙と見返しに少シミ)
[付属品] -
[掲載本] -
[関連展覧会] 山村雅昭写真展「そして無垢の土地を〈ワシントンハイツの子供たち〉のために」/大阪ニコンサロン/2013年
山村雅昭(やまむらがしょう)1939-1987
大阪府生まれ。生後間もなく東京へ移り、神田須田町で少年・青年時代を過ごす。玉川学園在学中に写真を始め、1958年、日本大学芸術学部写真学科に入学。学生時代から写真雑誌やコンテストで作品を発表した。
1959年から1962年にかけて、東京・代々木のワシントンハイツに暮らすアメリカ人の子供たちを撮影。1963年には東京国立近代美術館の「現代写真展」に出品し、1967年に初個展「奢りへの戴冠」を開催する。
1970年代から植物を主題とした作品に取り組み、1976年、ニコンサロンで個展「植物に」を開催。同名写真集を刊行し、第1回伊奈信男賞を受賞した。その後も植物を独自の視点で捉えた作品を発表し続けるが、1987年に急逝。翌1988年には写真集『花狩』が刊行され、追悼展「そして花狩」が開催された。
1999年には作品をまとめた『Monochrome 山村雅昭の仕事』が刊行。2012年には最初期の未発表作品群を収録した『ワシントンハイツの子供たち』が山羊舎より刊行され、各地で展覧会が開催された。
< Related Figures >
片岡義男、今福龍太、奥成達、細江英公
