cook
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坂口恭平による料理と思索をまとめた一冊。30日間の料理日記「cook 1」「cook 2」と書き下ろしエッセイ「料理とは何か」を収録した、新しいかたちの料理書。
本書にはレシピや調理技術の解説はほとんど登場しない。毎日の料理を記録した写真と手書きの文章を通して、料理をすること、生きること、創造することが静かにつながっていく過程が綴られている。躁鬱病を抱える自身の経験から、料理は「明日を考える力」を取り戻す営みであり、創造性を回復させる日課でもあると坂口は語る。
巻末に収録された「料理とは何か」では、アンリ・ベルクソンの哲学を手がかりに、料理を単なる家事や技術ではなく、人間が本来持つ創造性を育む行為として考察する。不確定なものを受け入れ、変化を楽しみながら生きること。その実践として料理を位置づけた内容は、料理本という枠を越えた人生論としても読むことができる。
料理を通して世界の見え方を変え、生きることそのものを問い直す一冊。写真日記、エッセイ、アートブックが重なり合う、坂口恭平ならではの作品集。
[タイトル] cook
[出版元] 晶文社
[出版年月日] 2024年5月15日(3刷)
[ページ数] 160頁
[大きさ] 約16525513mm / 420g
[フォーマット] ソフトカバー
[言語] 日本語
[タイトルよみ] クック
[著者・編者等] 坂口恭平/著、有山達也/アートディレクション、山本祐衣/デザイン
[印刷] 中央精版印刷/印刷、ナショナル製本共同組合/製本
[ISBN] 9784794974069
[状態] 中古【3】並下(カバー:裏表紙面経年劣化、本体:天少シミ)
[付属品] 帯、透明カバー
[掲載本] ‐
[関連展覧会] ‐
坂口恭平(さかぐちきょうへい)1978-
熊本県生まれ。作家、建築家、画家、音楽家。
早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年に写真集『0円ハウス』を刊行し、路上生活者の住居を独自の視点で記録したことで注目を集める。『TOKYO 0円ハウス 0円生活』『独立国家のつくりかた』などを通じて、既存の価値観にとらわれない生活や経済、創造について発信を続けている。
近年は料理や日課を創造の実践として位置づけた活動にも取り組み、本書『cook』では料理を通して生きることや創造性を考察している。
代表作に『0円ハウス』『TOKYO 0円ハウス 0円生活』『独立国家のつくりかた』『家族の哲学』『建設現場』『cook』など。
主な受賞歴に熊日出版文化賞(『幻年時代』)、熊日文学賞(『家族の哲学』)。
主な収蔵先に熊本市現代美術館など。
< Related Figures >
土井善晴、アンリ・ベルクソン、赤瀬川原平、石山修武
